メリットが多い耐震補強工事とは

メリットが多い耐震補強工事はどのような物があるでしょうか。まず、屋根の耐震工事があります。屋根の耐震補強工事は今まで屋根瓦だった家の場合には、頑丈が取り柄ですが、大きな地震が来たときには、屋根瓦がマイナスの役割を果たすことがあります。阪神淡路大震災や熊本地震などを見ると、屋根瓦の家が意外と多く潰れていることが分かります。これは、耐震基準が昔の物だったという理由もありますが、そもそも屋根が重くて倒壊してしまったのです。ところが、熊本城は屋根瓦だったにも関わらず倒壊しませんでした。それは屋根瓦が下に落ちる仕組みになっていたからです。これを一般の民家でするとなると逆に危険ですので、屋根瓦は固定してあります。いずれにしても屋根瓦を軽いスレート屋根に取り替えることで、耐震性がアップします。

耐力壁にするという耐震補強工事

耐震補強工事のも一つの方法に、耐力壁にするという方法があります。この方法は、主に横揺れ対策です。横揺れの時に大きく建物がゆがんでしまい、それが大きくなると建物が倒壊してしまう可能性があるのです。ですが、耐力壁と言って縦の柱と縦の柱をバッテンにすることで、横揺れのゆがみをなくします。要するに、横揺れがあっても柱同士が固定されているのでゆがみにくく、結果的に倒壊する恐れが少なくなります。ただ、この方法は従来工法の場合には適用されますが、ツーバイフォー工法の場合には適用されることはありません。もともと、つくりがちがうため、耐力壁にしにくい上に、耐力壁を入れなくても耐震性にはそれほど問題ないのです。耐力壁を利用する場合には、1箇所で50万円ぐらいはかかります。

金物を入れる方法で縦揺れを防ぐ

耐震補強工事として、金物を柱と柱の接合部分に入れる事で、柱のすっぽ抜けを防ぐ方法があります。木造住宅の場合は、急激に家が揺れると、柱と柱の接合部分が抜けてしまうことがあります。柱がすっぽ抜けると家のバランスが悪くなり、傾いたり倒壊する恐れが高くなってしまうのです。柱と柱に金物をはめて、釘で数十箇所留めることで柱と柱を完全に固定するやり方です。実は、この耐震補強工事は、2000年の建築基準法の改正の時に適用されました。そのため、2000年以降に建築された住宅は金物が入っているはずですのでこの耐震補強工事をわざわざする必要はありません。金物を入れる場合には一度家の壁を外さなければなりません。基礎部分にも金物を入れて固定をする場合には床の下から行うので、それなりに手間がかかります。